私はパニック障害を持っていて、広域恐怖症があるので外出困難者です。

この状態をどうにかしたいと様々な自己啓発本や健康法を実践していて、半年前に父にすすめられて出会ったのが読経です。

我が家には事情があって墓がなく、墓参りや法事の経験が極度に少ないためにお経そのものや仏教に関しての知識もありませんでしたが、とにかく文字を読んで声に出すことが大切、といった趣旨で書かれている読経の本を読んでやってみることにしたのです。

読経を続けることであった変化や体感を紹介します。

読経の効果とは?

読経とは、お経を声に出して読むことです。本来は仏教の教えを理解し、修行の一環としてやる行為なのでしょうが、一般の人には読経をすることに関してはそのような覚悟は必要ないとされています。

そもそも読経をするということ自体に、人間の脳をリラックスさせてストレスを軽減する効果があると研究でも証明されていますので、その効果を得るためにやるのです。

読経には瞑想と同じく脳波を安定させることで精神を癒す力があります。

それを毎日続けることで日々うけるストレスや緊張状態を緩和させてくれるのでイライラしたり焦ったりすることが少なくなるのです。

方法は簡単で朝晩の二回、もしくは時間がなければ夜眠る前に般若心経や観音経を声に出して読むだけです。

 読経なら簡単に集中できる

私は瞑想も同時にしていますが、雑念が多くて何も考えない状態にもっていくまでがかなり大変です。

パニック障害のために体や精神は常に緊張した状態にありますから、リラックスするということが大変難しいのです。

しかし読経であれば、本を持ち文章を目を追い、それを声に出すのでとても集中出来ます。

瞑想の時のように周囲の物音が人がいることが邪魔になりませんし、簡単に集中出来るのです。

読んでいくうちに幸せな気分になってくる

そして読んでいくうちに頭がぼーっとしてきて、なんとなしに幸せな気分になってきます。

常に緊張状態にいる毎日ですからこの瞬間はとても大切で、体中の力が抜けていくのがよく判ります。

恐らく脳波が安定した状態なのでしょうが、自分でも今リラックスしているということがわかるのです。

読経をしている間は他のことを考えることはなく、頭が休んでいるのでしょう。

読経をする前と後では体の柔らかさも違いますので本当に力が抜けているのだなあと感じることが幸せです。

読経が向かないのはこんな人

日本人は無宗教の人も多いですし、多くは仏教でしょう。しかしたまにいる、キリスト教やイスラム教など他の宗教を信仰している人は、読経そのものには仏教徒である必要はないにせよ、躊躇するかもしれません。

仏教は唯一神をもたず神を崇拝するというよりは辛い状況に救いを求める宗教ですし、神を持つ人は読経をすることは難しいかもしれないと思います。

また家族が多いなど一人で集中する場所が確保出来ない人は読経に集中し辛く、続かないことも考えられます。

アルコールが入っていれば寝てしまう恐れがあり、夜に毎日晩酌する方なども眠る前の読経は難しいでしょう。

その場合は朝にやることがおすすめですが、朝は忙しいために習慣になるまでに時間がかかると思います。

人間の心を平穏にして苦しみから解放されるために書かれた膨大な知恵の集大成

ストレス社会と言われる現代では、コスト削減や成果主義に疲れ果て、心身共にクタクタになっている方がたくさんいますが、そんな人々と同じように疲れきっていたのが悟りを開く前のブッダだといわれています。

人生に迷って悩み疲れていた仏陀が苦しみを癒すために、もしくは今よりも幸福な人生を手に入れるために長い修行をして会得したのが仏教です。

ですから観音経や般若心経などは、人間の心を平穏にして苦しみから解放されるために書かれた膨大な知恵の集大成と言えるのです。

読経は深い意味など考えずにただ口にだして読むだけですが、言霊という言葉があるように、声に出していった言葉は頭の中に残り無意識に影響するのです。

読経を続けていると体が軽くなったり睡眠の質が上がったりする

読経は脳にアルファー波を出すという研究結果がありますが、読経を続けていると体が軽くなったり睡眠の質が上がったりする効果を感じることが出来ます。

そして外に出て緊張する場面があった時に口の中で小さく唱えると緊張が緩和されるという効果もあります。

これは普段読経をしている時は精神的に安定している状態なのでそれを体が覚えていて、その状態にしようとするからです。

ですから受験や大勢の人前でのプレゼンテーションなど緊張する場面では、読経によって覚えてしまったお経を小さく唱えてみてください。

普段読経をしている時の脳波になって、いつもの自分を取り戻すことが出来ます。

また、何かに集中したい時にも読経をBGMで流して作業をするとはかどるという研究結果もあるそうです。

読経は本を読んだりして解説を見るとより深く納得出来ます。漢字なので字を見るだけで何となく言っている意味が判りますが、般若心経はかの有名な三蔵法師がインドにいって書き写してきたものであるなど、歴史の勉強にもなって面白いです。

まとめ

ストレスは生きていく上でなくてはならないものですが、出来るだけ心穏やかに幸福感を得ながら過ごしたいものですよね。

読経をすることで集中力がアップし、睡眠の質が上がって心が平穏になるのです。

10分ほどで終わる簡単な動作ですから、頭がいつも考え事で一杯だ、緊張する性質で困っている、鬱病やパニック障害などの精神疾患に苦しんでいる、などの人は是非読経を試してみてください。自分の脳の状態は自分で変えることが出来るのです。