私は29歳男で、この歳になって小さい頃よりも仮面ライダーにハマッってしまった人です。
小さな男の子の見るもの、そういう印象もあるかもしれませんが、仮面ライダーファンは結構女性ファンや大人にも多く、私がハマッたきっかけも、知り合いの女の子から紹介されて見るようになりました。
テレビ番組で仮面ライダー芸人なんてものも放送があるので、知っている方も多いと思います。そんな仮面ライダーの中でも、一番好きな仮面ライダーWについて書いていきます。
仮面ライダーWとは
仮面ライダーWは桐山漣と菅田将暉さんが主演で、特徴的なのは一人のライダーに二人の人間が合わさって変身するということです。
変身ベルトにガイアメモリと呼ばれるUSBメモリのようなものを差し込むと二人がライダーに変身し、片方は意識を失います。
そのガイアメモリというものに何個も種類があり、その組み合わせでいろんな色に変わり、特徴の違うライダーになり、特徴ごとに違う武器を使い攻撃することができます。
その組み合わせが何種類もあるので、番組を見ていても、いろんな展開があり、新しいガイアメモリの登場にワクワクさせられます。
たまにある暗すぎる仮面ライダーではなく、コミカルな明るい作品なので見ていて気分のいい番組です。
特にストーリー展開が泣ける
仮面ライダーシリーズの中でも、ビジュアル的にカッコイこと、俳優陣が豪華なこと、コミカルな演出が休息時間に見るのに気分が楽しくなること、色々な面で私は仮面ライダーWが好きです。
特にストーリー展開が泣けるんです。フィリップくんというのが菅田将暉さん演じるWの片方の役なのですが、そのフィリップくんは地球(ほし)の本棚という地球のあらゆる情報を読むことができる本棚にアクセスできます、ですが、自分の情報に関してはロックされていて読むことができない。
そして戦うにつれて明らかになっていくドーパントという敵とフィリップくんの関係、家族愛というものに集結していく結末。相棒である桐山漣さん演じる左 翔太郎との友情。
悲しいシーンやツラいシーンもありつつ、こんなにハッピーエンドで終わってくれるんだという安心感。
子供向け作品だからこその優しい作品になっていると思います。大人がハマれる子供たちへのストーリー。私には魅力的にうつりました。
大人で仮面ライダー好きでもいいじゃない!
欠点と言われれば、長所であるコミカルさや、子供向けの優しい展開がやっぱり大人には合わない、こんなくだらない作品になにを熱くなれるんだという方は必ずいると思います。仮面ライダーを見ていると人前で言うと結構バカにされたり笑われたりすることも正直あります。
それも含めてライダーファンは楽しんでいる部分はあるのですが、やはり大人の方にはそれが嫌だという方もいると思います。大人向けの仮面ライダーベルトがプレミアムバンダイというサイトで売っているのですが、欲しいと言ったら、女の子に気持ちワルって嘲笑されたこともあります。
私はそういうキャラなのでいいですが、そういったことに抵抗があるキャラの大人の方は大嫌いな作品だと思います。
映画作品で登場するサブキャラクターや、サブライダーが豪華
平成の仮面ライダーには映画作品で登場するサブキャラクターや、サブライダー、それが豪華だったりします。
たとえばWの師匠でおやっさんと呼ばれる鳴海荘吉役には吉川晃司さんが出演しており、真っ白いスーツにハットというめちゃくちゃキザな役をやっています。
仮面ライダーシリーズにおいて、かっこよさの定義というものが子供心、大人達の少年の心に働きかけるようなかっこよさで、本当に自分達には無理だけど、居たらかっこいいなとか、こんなバカみたいにかっこつけるヤツは居ないだろうというようなキャラクターが出てきます。
吉川晃司さんの仮面ライダースカルなどは笑ってしまうシーンもありつつも、やっぱりかっこいいなぁと思わされます。ハードボイルド。そんな人知り合いに居ないじゃないですか。大人が少年の心に戻って見られる作品なんです。
そして仮面ライダーエターナル。この役は松岡充さんが演じています。死者蘇生兵という役をこれまた大人の少年心に触れるキザでかっこいいキャラクターにして登場させています。
ただ強い、ただ毎週敵が出てきてライダーキックを見舞って終わる、それだけの作品ではないんです。エターナルは死者蘇生兵でありながら、生きることをあきらめてしまっているような人達を助けます。
どんな映画やドラマ、アニメにしても生き残るということに重きをおく作品というのは多々あると思います。その生き残るということに焦点を当てて死者蘇生兵という存在を使った、仮面ライダーエターナルという作品は見事な作品になっていました。
このようにスピンオフ作品などで見られるサブライダーや、わき役にまでかっこいい仮面ライダーWという作品はとても魅力的であると言いたいです。
まとめ
大人でもハマれる仮面ライダー、それがWです。一度子供の見るものだろ?という色眼鏡が外れてしまえば、きっと楽しく見ていただける作品だと思います。
一度おもしろいと思ったならば、仮面ライダーシリーズは山ほどあるので、時にツッコミ、時にバカにし、それでも泣いてしまうようなとても魅力的なコンテンツです。毛嫌いせず、ぜひ見てみてください。あなたの中の少年が目覚めてしまうかもしれませんよ。
子供さんだけに楽しませるにはもったいないもの、それが仮面ライダーシリーズです。