私は40歳、既婚二人の子持ちで、パートで美容師をしています。幼い頃からの夢は美容師でしたので、将来の夢通りの職業につけたといった感じです。

なぜ美容師になりたいと思ったかというと、人の髪の毛を触るのが好きだったからです。母親の髪を三つ編みしたり、人形の髪をブラシで梳いたり、友達の髪の毛を結んだり、シャンプーにこだわったり、美容室に行くのが好きだったり、そんなことがきっかけで美容師に何となくなりたいと思っていました

髪の毛を触ったり、施術するだけが美容師ではありません。接客と施術の両方が成り立たないとなりません。

私は、元来人見知りをするタイプで、初対面の人と話すのが苦手だったり、誰にでも同じように接することが出来なかったり、度胸がなかったり、声が小さく自信なさげに見られることもあり、美容師になるのに躊躇することもありました。

美容学校を卒業して早20年になります。20歳で美容室に就職し、何度も先輩に怒られ、お客様にも怒られ、何度も辞めたいと考えたこともありました。

そんな私が、やっぱり美容師でやっていこうとぶれずに今こうしてパートで働いていこうとなったのは、最近のことです。それは、この仕事の素晴らしさを再認識したからです。

一人前の美容師になるには

美容師というと、華やか、大変そう、派手なイメージがあります。

ですが、一人前になってお客様からお金をいただけるようになるには、たくさんの努力が必要です。

美容師の仕事内容

美容師の仕事内容は、受付、電話応対、掃除、片付け、準備、シャンプー・パーマ・カラーリング・縮毛矯正・ブロー・カット・セット・メイク・着付けなどの施術、レジ〆、後輩の教育、接客と多岐に渡ります。

腕だけが上手くて、人間性がなっていなければお客様もつきません。

コミュニケーション能力も重要な要素

また、センスや身だしなみが悪ければ、お客様も安心して任せてくれません。

お店によりますが、すごく熱心なお店では、朝練、営業後の練習が毎日、休みの日はモデルハントや撮影などをするお店もあります。

お客様と会話をせず黙々と仕事をするのは、ロボットの仕事だと先輩から叩き込まれ、技術面以外では、自分の人間性や中身を磨くことも頑張らないとなりません。

中身が薄っぺらでは、お客様も会話をしていて退屈だしかえって気を遣ってしまいます。

ニュースを見たり、世間で何が流行っているのか、自分自身の体験を増やすなどとにかく話のネタのストックを用意する努力も必要でした。

また、早い判断力も必要です。ものすごく先を読んで行動する必要のある仕事でもあります。

お客さんから指名をもらえるようになった時が一番やりがいを感じる

一番の魅力は、お客様との信頼関係が築けていけるようになって、お客様から指名がもらえるようになることです。

これが一番、美容師としてうれしい一番の魅力であり、やりがいを感じる瞬間です。

最初は自信がなかったけど・・・

私がまだスタイリストになりたてで、自信のなかった頃、お客様というのはそんな自分を見抜いているもので、初めは不信な目で見られたり、口も聞いてくれなかったり、何度冷や汗が出る思いをしたか。

ですが、何度とお客様に入り、自分の経験値が上がってくると、自分の中でデータが出来ます。

それが、やはり自信となって、今では「あなたにお任せします。」と言ってもらえたり、「またお願いします。」と言ってもらえる習慣がこの仕事をやってよかったなと思います。

最初は嫌いだった接客

私は最初にも述べましたが、接客が嫌いでした。何を話していいのか分からず、お客様が怖かった時もありました。

追い打ちをかけるように、先輩からは「また、無言で施術している」と怒られ、仕事に入れてもらえないこともありました。

その当時は、人生経験もなく、趣味もなく、苦労もそうなく、話のネタもなく、本当に苦しい期間でした。

このままでは、私はお客様つけられない、失客ばかりになったらどうしようと真剣に考えたものでした。

様々な人生経験をして戻ってみると・・・

ところが、一旦美容師を離れ、好きだった化粧品販売の仕事をし、仕事ばかりの人生から離れて、いろんな業種の人と遊んだり、旅行に行ったり、また主人と出会って結婚し子供も生まれ、そこも自分の人生に厚みを出してくれました。

かつては、接客が怖かった自分でしたが、40歳と年齢を重ね、気持ちに余裕が出てきたこと、経験が増えたことで、かつての接客の怖さがなくなりました。

お客様が怖かった、お客様が話されたことをどう返していいのか分からなかった面もありましたが、今ではそれがなくなって吹っ切れたという感じです。

この苦手を少し克服でき、それによってお客様から指名でご依頼をいただけた時が何よりも仕事を続けてやっててよかったなと思いました。

自分の人間性を磨いていくとが大切

この仕事は、施術を行うにあたって腕を磨く以外にも、自分自身の人間性を磨かないとお客様がつけられません。

なので、この仕事が好きで惚れ込んでいる人であれば、貪欲に自分を磨いていくことで、結果につながります。

美容師を辞めてしまう人の共通点

何となく、美容師を選んだけれども、先輩がキツイ、お客様がムカつく、労働や拘束時間が長い、練習が多い、ノルマがキツイ、手が荒れるなどで辞めていってしまう人も多いです。

ある程度の根性や意地も必要です。辞めていってしまう人の共通では、志が低い、打たれ弱い人が多いです。

和気あいあいとした職場とピリピリした空気の職場

確かにキツイです。お店によりけりですが、和気あいあいとした職場とピリピリした空気の職場では大違いです。

私は両方の職場を経験しました。結果、どっちが悪いというのはなかったと思っています。どっちにも良し悪しはあります。

確かにきつくて辞めたくなることもあります。ですが、これがいつか自分の糧になると思えば続けられることもあります。

いろんな人と会話ができる

その他の魅力として、いろんな人とお話が出来ることです。

私はかつて接客が怖く苦手と話しましたが、それは自分の経験が少なく、自分が薄い人間だということからなるものでした。年齢を重ねて、自分も経験が増えて、いつからか人と話すことが怖くなくなりました。

結婚してから5年ほど仕事をしてませんでした。結婚する前は、家族なり友人なり、職場の同僚なりと毎日誰かしらと話すことがありました。

ところが、結婚してから話すのは毎日夫、たまに両親、たまに友人といった感じ、酷いと夫以外誰とも話していないという淋しい日々もありました。子供は幼く話し相手にはなりません。専業主婦期間は毎日そんな感じでした。

自分が働いていないので、友人と長電話すれば電話代もかさみます。会えば、ランチ代だってかかります。結婚してから、みんなどうしているんだろうと思うことがたくさんです。

今ではたくさんお客さんと話したいくらい

家族の生活、近所の話題、子供の事、今ではたくさんお客さんとお話ししたいくらいです。

もちろん、中には心を閉ざされているお客様もいらっしゃるので、そういう時にはこちらも最低限しか話しかけません。

かつて、家に引篭っていた専業主婦時代を思えば、今はお客様とお話しできるのはとても楽しく幸せを感じます。いろんな情報が得られたり、お客様の近況を聞くのもとても楽しいです。

お客様が心を開いて、いろんな話をしてくれるととてもこの仕事をしていて良かったなと思います。

平均より若く見える人が多い

また、お客様に接する以上、身なりを気を付けるのと、いつまでも仕事をしていたい気持ちがあるので、美容師は比較的若く見える人が多いところも誇れる仕事だと思います。

まとめ

かつては苦手だった接客ですが、自分の人生経験が増えることで苦手や怖さを克服出来、今では良いお客様に恵まれ、そんな出会いがあるこの美容師の仕事が大好きです。

お客様から信頼され、またお願いしますと再来してもらえる瞬間が私はこの仕事をしてよかったと思っています。

これからも自分磨きを怠らず、年齢を重ねてもオシャレで素敵、魅力のある美容師いたいと思います。ファッションセンス、美容、知識を磨いたり怠らず頑張っていきたいです。